【経験談】事務職を目指し、障害者向け国立職業訓練を受けて。【職リハ】   

就労

こんにちは。エンパワブログの春川労(はるかわ ろう)です。
今回も、精神障害当事者の社会的地位を高めるための情報をお届けします。

今回は、障害者向けの職業訓練校である、「国立(こくりつ)職業リハビリテーションセンター」で過去に1年間職業訓練を受けた経験に基づいて、「国立職業リハビリテーションセンター」(「職リハ」とも呼ばれています。)を利用するメリットと効果的な利用方法を解説します。

「国立職業リハビリテーションセンター」は全国に2か所あり、埼玉県の所沢市と、岡山県の吉備高原に位置する吉備中央町にあります。

私が事務職の訓練を受けたのは、埼玉県所沢市のほうの「国立職業リハビリテーションセンター」になります。

【体験談】国立職業リハビリテーションセンターの入所や利用の概要。そして利用するメリットと効果的な利用法。

  • 入所にはお受験のように時間と労力がいります。

    記憶をもとに解説すると、入所のためには、医師の意見書、入所の申請書のようなものをハローワークに提出して、その次に、予備評価といって、入所選考の前の段階として、外部の施設で1日かけて聞き取りをされた覚えがあります。
    そのあと、国立職業リハビリテーションセンターの建物内で、5日間にわたって、職業評価といって、国語、算数、軽作業、会場設営などの集団作業、などのテストと、最後に面接が、たしか数回ありました。
    就労継続支援B型や、就労移行支援、デイケアなども私は過去に経験していますが、
    それらと比べて、圧倒的に、入所・入校するのが一苦労という感じでした。

    ちなみに、入所・入校の選考の手続きやテストをやっている期間、私はフルタイムに近いかたちのアルバイト(一般枠就労でした。)をしていましたが、無給の特別休暇をいただいた記憶があります。

    なお、職業評価(本番の入校テスト)では、
    だいたい1/3くらいの人が落ちていたような気がします。

    言い換えると、国立職業リハビリテーションセンターを出ている障害の当事者は、ある程度、そうでない障害の当事者と比べて、就職活動で優位なのではと、思っています。
  • 訓練期間は1年間のものが多く、(私はそうでした)、その期間は長いようで短いと感じます。

    私は、事務職の実務経験がなかったため、事務の入門的な訓練コースを選びました。
    最初の1か月は、導入訓練といって、すべてのコースの人が、ひとつのクラスで、ビジネスマナーや体調のコントロール、メモの取り方などを学びます。クラスがあるので、ちょっと学校に行っているような気分がしなくもなかったですね。
    2か月目からは、それぞれの学びたいコースに分かれます。経理や総務的な、いわばもっと上級的なコースに進んだ方が周りには多かったです。
    その一年間ですが、長いようで短く感じました。
    Excelの関数など全く知らなかったことが多かったり、体調が万全ではなかったりしたからだと思います。

  • 給付金を貰いながら訓練を受けられる。

    給付金を受け取りながら、訓練を受けられます。
    金額は条件やその人によって異なると思いますが、私は月に12万円ほどもらっていました。
    私はその時実家暮らしでしたが、障害年金と合わせると、1人暮らしも出来るのではないかと思います。
  • データ入力や、資料作成、ファイリング、記録などの、いわゆる事務職で使うスキルが身についた。
    私の場合ですが、上に書いたようなスキルが一通り身につきました。
    事務の経験がなかったのですが、この訓練校を出て、しばらくした後に、事務系の非正規雇用で働いていたことがあります。
  • 資格の取得はおすすめだが、就職活動もしないといけないので、計画性が大事です。

    MOSや日商簿記、ITパスポート、日商PC検定、あるいは宅建士など、事務系の資格は取っておいた方がいいでしょう。ですが、資格は訓練期間の真ん中辺でとってしまうのがいいのではと思います。
    訓練期間の終盤では、就職活動があるので、資格の勉強や受験、そして日常的な訓練なども合わせると、相当忙しくなってしまうのではと思います。
    ちなみに私は、普通自動車運転免許をとりましたが、これは放課後に教習所で勉強したので、訓練時間には食い込みませんでした。
    運転免許もあながち馬鹿にできないと思います。
    最低限度の一般常識、手足の器用さや、言葉の記憶力、また、成長意欲などがあることを意味しているからです。
    フルタイムで働いていると、なかなか教習所に行けないので、職業訓練や就労移行支援などの利用期間中に運転免許とるのは理にかなっていると思います。
  • 基本的に、障害者雇用のみへの就職活動となります。

    障害者雇用へ向けた就職活動のみとなるようです。
    厳密な理由はわからないのですが、
    障害者雇用を目指す場合、履歴書に、職業訓練歴として国立職業リハビリテーションセンターを記載できるからなのではないかと思います。
  • 職業訓練以外の活動も頑張っておくとよいと思います。

    訓練時間は私は9時ごろから15時ごろでした。
    週5日ですが、休日や夕方は時間があるので、会社説明会や合同面接会、資格取得、読書、当事者会等参加、趣味のことなどをやっておくと、メンタルが安定したり、様々な経験が得られたりします。
    私は一人旅に何回か行きました。
    ただ、アルバイトは禁止なようです!
    副業フリーランスもおそらく禁止だとは思うのですが、厳密なところは問い合わせてみるとよいでしょう。

まとめ

国立職業リハビリテーションセンターは、入所・入校が少し面倒ですが、
入ってしまえば、使い方次第で人生を好転させられる場所だと思います。

場所が、首都圏の場合、所沢市にしかないので、住んでいる場所との兼ね合いがあるでしょう。
ただ、寮もあるようなので、気になる方は、調べたり問い合わせてみるとよいかもしれません。

今回は、経験をもとに、国立職業リハビリテーションセンターを利用するメリットや効果的な利用方法を分かりやすく解説しました。


随時今後、記事を上げていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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